先日、富士山が文化遺産として登録をされました。
そのことで本日のニュースが報道をしています。
とても名誉なことですが、
反面、うれしいことばかりでもないようです。

まずは、富士山は現在も活火山であり、
悪い傾向として近年の大きな地震により、活動が活発になりつつあり、
近年中に大噴火を起こす可能性があることが指摘されています。

また、景観の保全のために来年から入山料が徴収されることに
なりますが、静岡県側と山梨県側の意見があわず、
調整中とのことです。

ところで、富士山は自然遺産ではないのかという声もあると思いますが、
以前、自然遺産として登録をしようとしたところ、
あまりにも『ごみが多すぎる』ということで断念をしたそうです。

この富士山近辺のごみ問題については
時折メディアにとりあげられておりますので
興味のある方は調べてみるとよいかと思います。

今回、文化遺産として登録はされましたが
6年ごとに環境の保全状態を報告する義務があり、
保全状態が悪かった為に文化遺産登録を取り消されている例もあります。
また、遺産登録の影響で急激に増加する観光客と
地元住人との折衝に苦心しているところや
樹木を折ったり建物にいたずら書きをしたりと破壊活動にでる人も出現します。

世界遺産として登録されることで国内外からの客の増加が見込めますが、
これらの問題にどう対処するかが一番の課題のようです。

なお、富士山は見るだけならともかく入山したり登山するには
本格的な登山装備が必要ですので注意してください。


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