腎臓は体内の代謝で作成された有毒な物質を無害なものに変えて
尿として対外へ排出する役割があります。

この腎臓が色々な理由により機能しなくなった場合、
一つは腎臓の移植手術で健康な腎臓を移植するという手段があります。

もう一つが人工透析といって、一週間に何回か
病院にいって人工的に血液中から老廃物や毒素、余計な水分を抜き、
調整した血液を再び体内に戻す作業をします。
この人工透析を受けられないと、命の危険があります。

しかし、災害時に真っ先に救助が来るとも限りません。

そんな時の為に、人工透析の携帯型の代替システムが開発されました。
このシステムは腕時計型でクレアニチンという体内の毒素を
新型のナノファイバーのフィルタに通すことで一時間分取り去ってくれる
システムという事です。
実用化にはまだまだ時間がかかるということですが、
実用化されれば災害でライフラインが切断されてしまったときの
助けになることでしょう。

じつは腎臓については現代医学でもわかっていない部分が多く、
今回の透析装置の小型化・軽量化に関しては
再生医療で腎臓機能を再生する技術を確立するほうが早いとまで言われているくらい
難航している分野でもあります。
透析を受けるのもかなり大変だそうなので、いつかご家庭でも透析が
出来るようになるとよいですね。



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