火災で厄介なのは火ももちろんのことですが、中で何かが爆発して
熱風や有害な気体、瓦礫などが周囲に拡散されることです。
ちなみにただの一般住宅の火災でもバックドラフト現象などによって
爆発するようにみえるのは割とよくあることです。

町田市で金属加工工場の火災事故があり、9:00現在も延焼中です。
困ったことにこの火災が通常のものとは違い、マグネシウムを保管していたことが
消化を大幅に遅らせています。

理科の実験でマグネシウムが白い光を出して燃えているのを見たことがある人が
多いかと思いますが、マグネシウムは水に触れると急激な化学反応を起こす、
厄介な物質です。水に触れて爆発する恐れがあるためための放水が出来ず、
今のところはマグネシウムが燃え尽きるのを待ち、
周辺建物への延焼を防ぐしかないといった状態のようです。
子供のときはそうは思いませんでしたが大人になって改めて昔実験に使っていた
物質の性質を知ると、理科室って危険物保管倉庫だったんだなあと思います。

現場がバスが通るような大きな通りに面していることや住宅地の中にあるということで
避難をされているかたもいるそうです。
避難されている住民の方の声をメディアが伝えておりましたが
とにかく一刻も早く事態が収拾されればと思っております。

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