動物というのはしっているようでまだまだよくわかってないことが多く
たとえば●●だったのは定説では△△と考えられていたがじつは××だった
なんてことはけっこうざらにあります。

比較的大きな動物、たとえばパンダなどは子供を産んだときは双子のことが多いですが
育てるのは一頭だけだといわれています。
正確に言うと、母親しか基本育児を行わないので
双子で生まれた場合は片方あるいは両方とも亡くなってしまうことがあるそうです。
筆者の知り合いにも一卵性の双子を授かったご夫婦がいるのですが
そりゃもう赤ちゃんの頃から大変そうでした。今、魔のイヤイヤ期で大変だろうなあ。

このケースは動物園の話ですが、
チンパンジーの群れの中で双子が順調に成長している珍しいケースがあり
不思議に思って調査をしてみたところ、双子の片方は母親が世話をしていましたが
もう片方の子は別のメスが交代で世話をしていたことがわかりました。
最初にお世話をしたメスが母親と仲がよかったのに対し、交代のメスは
それほど仲がよくなく、血もつながってないという事で
研究チームは条件が重なった上でのことではあるが非常に珍しいこと
として研究レポートを論文にまとめました。

犬とか猫とかですとほかの子を育てたりするケースが多いのですが
チンパンジーでもそういうことがあるんだなあとおもった今日この頃です。
たまにそういう知能の高い動物を見てるとどういうことを考えているか
知りたいようなでも絶対知ったら後悔するだろう自覚はあるので
知らなくてもよいような、そんな複雑な今日この頃です。

なお、チンパンジーは一時動物番組でかわいいしぐさをする人気者になっていましたが
あれは子供の頃だけで大人になると凶暴な猛獣と化し、凄惨な事故を引き起こすことも
決して珍しくありませんのでむやみに動物園で刺激してはいけません。

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